ブルーズにとって南海岸での夜は残念なものとなった。FAカップ4回戦でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンに2-1で敗れ、敗退が決まった。
私たちはアメックス・スタジアムで理想的なスタートを切り、5分に先制点を挙げた。コール・パーマーが放ったボレー性のクロスをバルト・フェルブルッヘンが処理し損ね、ボールはそのまま自陣ゴールへと転がり込んだ。
しかし、シーガルズ(ブライトン)はすぐに反撃し、ジョルジニオ・ルッターが見事なヘディングシュートを決めて同点に追いついた。ホームチームは終始脅威を与え続け、後半には三笘薫がロベルト・サンチェスの届かない位置にシュートを流し込み、勝ち越しゴールを決めた。
私たちにも同点に追いつくチャンスはあったものの、それを生かすことはできず、悔しい形でFAカップの戦いを終えることとなった。

早い展開での先制点
エンツォ・マレスカ監督は先発メンバーに6人の変更を加え、サンチェス、マロ・グスト、トレヴォ・チャロバー、キーラン・デューズベリー=ホール、ペドロ・ネト、クリストファー・エンクンクをスタメンに起用。また、アーロン・アンセルミノとマティス・アムグも初めて試合当日のメンバーに名を連ねた。
ブルーズは良いスタートを切った。デューズベリー=ホールが早い時間帯にサイドネットを揺らし、続いてパーマーが遠距離からのシュートでフェルブルッヘンに反応を強いる場面を作った。そして、その直後のコーナーキックから試合が動いた。
パーマーがショートコーナーを選択し、ボールは25ヤードの位置にいたジェイドン・サンチョへ。サンチョは状況を見極め、エンドライン付近のパーマーに浮き球のパスを送った。
パーマーはダイレクトでボレーシュートを放ったが、クリーンヒットとはならず、ボールはバウンドしながらフェルブルッヘンの元へ。しかし、一見危険ではないように見えたこのプレーで、ブライトンのゴールキーパーがキャッチミス。ボールはそのままゴールに吸い込まれ、チェルシーが5分に先制点を奪った。

追いつかれる展開
残念ながら、リードを長く保つことはできなかった。ブライトンは失点後すぐに反撃し、見事な同点ゴールを決めた。ジョエル・フェルトマンが精度の高いクロスをペナルティエリア内に送り込むと、ルッターが頭でうまくコントロールし、ボトムコーナーへ流し込んだ。
その後、試合は落ち着きを見せ、両チームともボールを保持する時間帯があったものの、大きなチャンスは限られていた。前半残りの時間で最も決定的なチャンスはチェルシーに訪れ、それはパーマーの元へ。
ディフェンスを切り裂くスルーパスがエンクンクへと渡り、彼はバウンドするボールをパーマーに向けてフックする形で折り返した。パーマーはゴール前へヘディングで狙ったが、ボールは惜しくもクロスバーの上に落ち、ネットを揺らすことはできなかった。

一進一退の攻防
前半終盤、唯一の決定機はブライトンに訪れた。ルッターがトシンからボールを奪い、前方へ突破してゴール前に折り返した。しかし、ククレジャが素早く反応し、クリアしてピンチを防いだ。その直後、前半は終了した。
後半の立ち上がりも両チームの差はほとんどなかった。ブライトンは堅実な守備を続け、カウンターの脅威を持ちながら試合を展開。一方、ブルーズは前線で攻めの形を作ろうとしたが、フェルブルッヘンを脅かす決定機を生み出せなかった。
そして、60分を迎える直前にチェルシーは逆転を許した。右サイドに出されたパスを三笘薫が拾い、グストをかわして中央のタリク・ランプティへパス。彼のシュートはブロックされたものの、こぼれ球がルッターへ渡り、再び三笘へと戻る。三笘はボールを落ち着かせ、サンチェスの届かない位置へ冷静にシュートを流し込んだ。
交代策
失点直後、マレスカ監督は即座に動き、デューズベリー=ホールに代えてエンソ・フェルナンデスを投入。しかし、次のチャンスもブライトンに訪れた。ウェルベックがコーナーキックからファーサイドで合わせたが、シュートはクロスバーを越えた。
時間が経つにつれ、ブルーズは次第に試合の主導権を握り始める。ブライトン陣内で素早いパス回しを展開しながら攻め込んだが、相手の堅い守備に阻まれる。それでも、フェルナンデスが放ったミドルシュートがわずかに枠を外れるなど、反撃の兆しは見え始めていた。

攻勢を強めるも決定力を欠く
数分後、ククレジャがブライトンの守備ラインを越える絶妙なパスをパーマーに通した。パーマーは懸命に伸ばしたが、シュートはミートせず、惜しくも枠を外れてしまった。
マレスカ監督は残り16分の時点で再び交代を決断。ジェイドン・サンチョとネトに代えて、ノニ・マドゥエケとタイリーク・ジョージを投入した。
次のチャンスは、そのジョージに訪れた。カイセドのパスを起点にエンクンクが展開し、ジョージへとボールを送る。ジョージはドリブルでエリア内へ進入し、左足でシュートを放ったが、ボールはクロスバーの上を越えてしまった。

最後の猛攻も実らず
試合終了が近づく中、チェルシーは人数をかけて攻勢を強めた。そしてチャンスが訪れる。ブライトンのクリアミスがペナルティエリア手前18ヤードの位置にいたフェルナンデスの足元へ。アルゼンチン代表MFは強烈なシュートを放ったが、フェルブルッヘンが見事に弾き出した。
これがチェルシーにとって最後の決定機となった。その後、ブライトンは試合終盤をブルーズ陣内でうまくコントロールし、勝利を確実なものに。これにより、ブライトンがFAカップ5回戦進出を決めた。

次戦に向けて
チェルシーは、次の試合で再びアメックス・スタジアムに戻り、金曜日の夜にプレミアリーグでブライトンと対戦する。
試合結果
ブライトン
先発: フェルブルッヘン、ランプティ、ダンク(HT ウェブスター)、ファン・ヘッケ、フェルトマン、ヒンシェルウッド(67分 ゴメス)、三笘、バレバ(75分 アヤリ)、ルッター(74分 ペドロ)、ミンテ、ウェルベック(88分 オライリー)
控え: グルダ、アディングラ、キャシン、マギル
得点: ルッター(12分)、三笘(57分)
警告: ルッター(20分)、フェルトマン(27分)
チェルシー
先発: サンチェス、グスト、トシン、チャロバー、ククレジャ、カイセド(C)、デューズベリー=ホール(58分 フェルナンデス)、ネト(75分 マドゥエケ)、パーマー、サンチョ(75分 ジョージ)、エンクンク
控え: ヨルゲンセン、アチャンポン、コルウィル、アンセルミノ、サミュエルズ=スミス、アムグ
得点: フェルブルッヘン(オウンゴール 5分)
警告: デューズベリー=ホール(14分)、カイセド(68分)
主審: ジャレッド・ジレット
Match report: Brighton 2-1 ChelseaIt was a disappointing night on the south coast for the Blues as we exited the FA Cup at the fourth-round stage following a 2-1 defeat at Brighton and Hove Albi...
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